出産・育児を挟んで、育児と仕事(英会話講師)の両立の仕方

英会話講師と育児の両立

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働く女性が増えている今、英会話講師の職業に就く女性の方で、出産・育児を挟んで、キャリアを積み重ねる方がたくさんいらっしゃいます。
英会話講師は出産をしてからも働ける仕事である一方、英会話のニーズとして夜や週末の需要が高いため、子育て・家庭と両立するスタイルは簡単ではありません。
独身時代は不便を感じなくても、結婚・出産を機に、勤務スタイルの変更が必要となり、仕事激減!などと、嘆く日本人英会話講師の話も時々耳にします。

出産・育児を挟み、英会話講師としてのキャリアを続けていくにはどのような働き方がいいのか。またどのような選択肢があるのか。

英会話講師com ユーザーであり、母親 兼 英会話講師をつとめる2名の先生に体験談を伺いました。

産後、時短講師の復職をあきらめたが、元同僚が経営する英会話教室で働けることに

naomamaさん:アメリア在住の3児の母
某英会話学校にて5年間の英会話指導経験あり。

第1子を授かったことが分かった時、英会話学校の講師として勤務していました。
産休後は講師としてではなく、教室の事務として時短勤務で復職する予定でしたが、会社の都合で予定が変わり、そのまま退職をしました。
その後、縁があり、元同僚が経営する教室に誘ってもらい、英会話講師として復帰しましたが、働き方はだいぶ変わりました。

英会話学校と個人経営の教室での働き方の変化

妊娠中、幸い体調もずっと良く、英会話学校の講師として、勤務時間や担当クラスを変えることもなく、通常通り午後1時~10時、クラスは1日平均6クラスでした。
土曜日は休憩に1時間あるだけで、あとは全てクラスのことがほとんどでした。

産後の就職先で働き始めたのは、子供が1歳になったばかりの頃でした。
元同僚の教室も、まだこれから本格開校する段階だったので、勤務条件は、かなり融通を利かせてくれていました。

基本の勤務時間は平日5日勤務・午前10時~午後5時。

通勤は、保育園へ子供を連れて行ってからの電車通勤で、毎朝8時少し前には家を出発していました。
帰りは主人が学校勤務だったので割と早めにお迎えに行ってくれていました。
都合が悪い時は私がお迎えでしたが、預かり時間ギリギリの7時になることが多々ありました。

新しい就職先での仕事内容

教材の決定から、外国人講師の採用などもやらせてもらい、少しずつ宣伝をしていき、約2か月後からクラスがスタートしました。
私が担当したのは趣味で英会話を習いたい方のクラスでした。
ほとんどが主婦の方、時々教室近くの会社員もいました。

基本的に、夕方以降に外国人講師が全て英会話のクラスを担当していたのと、教室の立地の理由から、担当クラスは1日1・2クラスでした。

当時まだ小さな教室で日本人講師1人・外国人講師1人だったので、外国人講師が都合や体調不良でお休みの時は、クラスをキャンセルするか、家族の了承があれば私が代わりに担当していました。

事務としての仕事もあったので、どうしても時間外勤務が避けられないことも数回ありました。

出産後の復帰先は、知り合いが経営する教室だったので、働く環境としてはとってもラッキーだったと思います。
子供の健診などの時には快くお休みをくれました。
主人も同業者であったので理解もあったし、親も協力してくれました。

勤務期間は約2年で、退職理由は海外への引越しが決まったことでした。

本業である「英会話講師」としての仕事は以前と比べてだいぶ減ってしまいましたが、教室開校という機会に携わることができ、少しでもあの環境にいれたことは貴重な経験でした。

産後は子供向け英会話レッスンの需要を開拓。自分の子供も一緒にレッスン

nao-naoさん:一児の母
子供英会話スクール講師、家庭教師。
イギリス人の夫と英語でイギリス料理の教室を主宰したり、イベントでイギリス料理やイギリスのお菓子を販売するなど、イギリスの伝統や文化を日本国内に発信。

英会話講師として仕事をする中、結婚後・出産後と、働くスタイルが変わってきています。
夫と協力しながら共働きの主婦時代を経て、今は、子育て業と英会話講師との両立をしております。

英会話講師の仕事は夜に偏りがち、と思われていますが、そんなことはありません。
私の場合は、主婦業・母親業と両立しやすいから、英会話講師になったくらいです。

では、どのようなところに私のような講師の需要があるのでしょうか?
私が実際に受け持ったクラスをご紹介します。

自分の子供も一緒に、ファミリー向けのプライベートレッスン

子供がまだ、保育園には通えない年齢の間、プライベートレッスンをいくつか持つことにしました。

”ママとBabyのための英会話”、“ファミリー英会話”などと呼びかけたところ、早いうちに英語に触れさせたい、と思っているお父様・お母様方が興味を持ってくださりました。

まだ、集団での英会話レッスンに参加が難しい幼児をお持ちのお父様・お母様も一緒に楽しく、英語に触れられるといった感じです。

そんな環境なので、自分の子供がいても、全く問題ありません。

レッスンは子供達に対してだけでなく、親が使える幼児のための日常英語も指導します。

また、自分の子供との英語でのやり取りをお見せすることにより、余計な説明も省け、また、子供の傍で仕事が出来るので、日時を選びません。

保育園・幼稚園での課内レッスン

2020年、日本での英語教育が変わり、子供の英語学習に力を入れる親が増えてきています。
そのため、小さい内から英語に触れられる環境を探しています。
それと同時に、園内で英語のレッスン、いわゆる“課内レッスン”を導入する保育園や幼稚園が増えてきています。

通常、保育園・幼稚園での課内レッスンは、午前中にあります。
ここで私のような母親の英会話講師が大活躍できています。

外国人に慣れていない子供達、外国人講師に驚き、泣き出す子供もいますが、そういったときに優しくフォロー出来るのは、子供の気持ちがわかる母親である日本人英会話講師です。

また、外国人講師とのパイプ役になることにより、子供達と外国人講師との距離もより早く縮まり、レッスンも円滑に進みます。
おかげで、生徒はもちろん、園や保護者の方にも喜んで頂き、課外レッスン(放課後レッスン)にも是非、とお声をかけて頂くこともあります。

そんなお言葉を頂くと、仕事復帰できる場所が、既に見つかったような気がします。

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英語のブラッシュアップは常に欠かさない

それでもやはり、母親になれば、働ける時間は少なくなります。
しかし、ここで私は、英語のブラッシュアップを心がけております。
子供がまだ小さかった頃は、子供のお昼寝の時間に、英文を読んだり、洋画を見たり、海外の友人との会話を増やしたり、など。

仕事復帰に向け、努力できる大切な時間です。

夢中で講師業をこなしていたころとは、全く違う“英語”を見ることが出来ます。

また、レッスンスキルも落としてはいけません。
仕事復帰後、英会話講師として、以前より活躍できるよう、自分なりにスキルアップを心がけ、自己トレイニングしております。
英会話講師としても、母親としても成長するために・・・。

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