キッズ英語講師必見!フォニックスのゲーム12選

キッズ英語講師必見!フォニックスのゲーム12選

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フォニックスを始めて学ぶ子どもたちは、エネルギッシュな学齢期であることがほとんど。
じっとすわってのお勉強ではなく、体を動かしたりゲーム要素を取り入れたりすることで、学習のモチベーションはぐっと上がります。
楽しい経験を通して学ぶと、学習内容も忘れにくくなりますね。

この記事では、聴く・話す・読む・書くの4技能を高めながら、フォニックスを定着させるためのアクティビティやゲームを12個ご紹介します。

フォニックスのルールを学ぶだけではなく、子どもたちが楽しくフォニックスを定着できるよう、是非レッスンに取り入れてみてください。

「聴く」力をつけるフォニックスアクティビティ

単語の初頭音を当てるクイズ

フォニックスアルファベットを導入し、”A says a, a, apple, ant!”のように文字の名前、音、キーワードが言えるようになったら、初頭音クイズをしましょう。

先生:Listen to me carefully, “dog, dog.” What’s the first sound?
生徒:d!(音を答える)
先生:That’s right. What’s the letter?
生徒:D. (文字の名前を答える)

慣れてきたら、キーワードとしては登場していない単語もクイズに出しましょう。

Finger Game

One Finger Two Fingersとも呼ばれるゲームです。

先生の説明例:

Let’s play Finger Game.
“a” is No.1, and “e” is No.2.
When you hear “a” sound, raise one finger.
If you think the sound is “e” which is No.2, raise two fingers.
Let’s practice first.

短母音a/e/i/o/uの音を聞き分けるのは、結構難易度が高いです。
また口の動きも大切であることから、先生の口を見てもらいながらよく聴くように促します。

aからuまですべてで行うFive Fingersが最も難しくなります。
学習状況に応じて調節しましょう。
また、ゲームの前には十分に復習を。

Touch the Rule

ルールカードを部屋のあちこちに貼り、子どもたちは決められた場所で待ちます。
先生が言ったルールを聞き、正しいルールのカードをタッチします。
部屋の状態や人数によって遊び方は調節してください。
動き回れない場合は、テキストの該当箇所を指さしたり、各自ルールカードを手にもって上げたり、といったやり方も考えられます。

フォニックスゲーム(1)

Odd One Out

仲間外れを当てるゲームです。
短母音であれば、sat/mat/hotのように、ひとつだけ異なる短母音の単語を混ぜておきます。
もちろん、後ろに読まない”e”がつくSilent-e wordsなど、他のルールの単語で行うことも可能です。

先生:Let’s review the Silent-e rules. “a-e says [ei][ei] cake”….

既習事項を復習した後、以下のように遊びながらやり方に慣れるとよいでしょう。

先生:Listen to me carefully. Cake, kite, lake. Which one has a different rule?
生徒:Kite?
先生:That’s right. Now let’s play for real.

「文字を選ぶ力をつける」フォニックスアクティビティ

 

初頭音を選ぶゲーム

子どもたちに数枚ずつ、アルファベットの文字カードを配ります。
手持ちのカードの音が言えるか、順に確認したらゲーム開始。

先生は単語を言います。
聞こえた単語の初頭音を持っている生徒が、そのカードを上にあげます。
単純ですが、どの生徒もよく聞いていないといけませんので楽しくやりがいのあるゲームです。

先生:”witch” Who has “w”?
生徒:I do!

カルタとり

どの生徒も初頭音やキーワードに習熟したら、アルファベットカードを広げます。
先生は、読み札の代わりにキーワードを言い、カルタとりの遊びをしましょう。
子どもたちの様子に合わせて、大文字バージョン・小文字バージョンに切り替えると無理なく、またはちょっとチャレンジグに遊べます。

「読む力をつける」フォニックスアクティビティ

アルファベットの音のグループ

アルファベットの名前ひとつひとつに、英語の発音に大切な母音が含まれています。
ついカタカナっぽく発音しがちなアルファベットですが、英語らしい発音をここでもマスターしてもらいましょう。
R以外には以下のような特徴が見られます:

AHJK…[ei]の音が含まれる
BCDEGPTVZ…[i:]の音が含まれる
FLMNSX…[e]の音が最初につく
IY…[ai]の音が含まれる
O…[ou]の音。オーにならないように。
QUW…[ju:]の音が含まれる。

一緒に練習したら、アルファベットカードをバラバラにして、子どもたちにもう一度グループ分けさせるとよいでしょう。

Speed Reading

英語にはrhyming wordsがたくさんあり、これらに親しむことで英語の語感を一層育てることが出来ます。
tea/sea/pea, hot/pot/not/cotなど、これまでの知識で読めるようになった単語を改めて縦に並べ、正確に早く読む練習をしたらスピードを競ったり、自己ベストを出すように練習します。

フォニックスゲーム(2)

フォニックスリーダーを読む

フォニックスの目標は「自分で英語が読めるようになる」ことです。
既習のルールが使われている絵本を読むことで、大きな達成感を得ることが出来ます。
フォニックスリーダーは各社から出版されていますので、ご自分の指導法に合った絵本を採用されるとよいでしょう。

私はレッスンで絵本を読む際には、一緒に表紙や中の絵を見ながら、子どもたちに絵本に興味を持たせることから始めています。

その後、まずは自分で黙読してもらいます。
その後、ポイントとなるフォニックスルールや単語を取り上げ、今度は一緒に読んでみます。

最終的には自分で音読したり、先生や友人と役割分担して読んだりすることで、絵本1冊まるごとを自分の中に取り込んでもらうことが出来ます。

時間があれば好きなページを発表したり、絵と文字を書いてBook Reportにまとめてもらうのもお勧めです。

「書く力をつける」フォニックスアクティビティ

Writing Relay

背中に文字を書く伝達ゲームです。

生徒はペアになります。
または、慣れたら一列、または何人かのグループに分けて列を作ってもらってもよいでしょう。

ペアの場合は一方の生徒、列なら最後尾の生徒が先生にキーワードを聞きます。
聞いた単語の初頭音を次の生徒の背中に指で書きます。
先頭に正しく初頭音の文字が伝わったら成功です。
楽しく聞き、書くことが出来ます。考えるだけでわくわくするゲームです。

Spelling Game

ホワイトボードのそばに既習の単語の絵カードを置いておき、子どもたちは2チームに分かれます。
子どもたちは順にめくって出てきた絵の単語をホワイトボードに書いていきます。
わからない単語に当たったら、次の子どもが書くチーム制にするとよいでしょう。

先に書き終わったほうが勝ちですが、書いている単語の正解数も勝敗ポイントになります。
チームワークで進めるので書くのが苦手な子どもも参加しやすいゲームです。

さて、このゲームをもう少し面白くしましょう。
ジェスチャーゲーム、英語ではCharadesと呼ばれるおなじみの遊びの要素を取り入れます。

まず最初のプレイヤーが絵カードをめくったら、それを2番目のプレイヤーにジェスチャーで伝えます。
2番目のプレイヤーはジェスチャーが表す単語を書き、次は自分がジェスチャーの番になります。
早く終わったチームが勝ちです。

Skull Game

7 strokesで描けるガイコツの絵を使ったスペリングゲームです。
単語の文字の数だけ子どもたちに示し、”Does it have L?”など単語を推測しながら、使われていそうな文字を子どもたちに質問してもらいます。

質問のたびに1 stroke足していき、がいこつが書かれてしまう前に子どもたちはその単語を当てなければなりません。

つまり子どもたちが質問できるのは6回までです。
レベルに合わせて遊べるゲームですので、中高生や大人でも盛り上がるでしょう。

フォニックスゲーム(3)

ゲームの中で使える教室英語

ゲームは英語を使う絶好の機会です。

One more time, please. (もう一度お願いします)
I’m finished. (終わりました)
We are ready. (準備OKです)
Not yet. (まだです)
Let’s do it again!(もう一回やりましょう)
This is fun! (これは楽しいね)

など、習熟度に合わせて生徒が使うフレーズも、ぜひ練習しておきましょう。

フォニックスのゲームまとめ

フォニックスの学習はルールを学んで読む練習をするという、単調な学習になりがちです。
音と文字の関係を理解する力には個人差もあります。

そのため、様々なアクティビティでどの生徒も活躍するシーンを作ってあげることは、子どもたちの自信につながります。

また、ルールはしばらくすると忘れてしまいがちです。
レッスンのすきま時間で出来るゲームもありますので、時々復習としてゲームをすることで知識の定着を図りましょう。

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