elementaryとpre-intermediateレベル見極め方は?
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英会話ビギン人気講師のユキコ先生、福田先生、Naomi先生に皆さんのティーチングの疑問を解決いただくこのコーナー。
今日はレベル選定についてのご質問をいただきました。
「レベルチェックとして簡単な文法問題とspeakingのテストをしたのですがそのレベルの見極めに迷っています。
Speakingテストをした際のレベルとしては、
■そこそこ自分のこと(特に職業について)はスムーズに話せている。
■基本的な文法も不完全ながら出来ている。
■決まった定型文も使いながらであるが自分でも言いたいことを話せている。
■こちらの話も何となく理解はできていて概要は掴めている。
elementaryにしようかpre-intermediateで迷っているのですが何かアドバイスありましたらお願いします。」
迷ったときは低い方のレベルに入れるべし
英会話ビギン 講師のユキコです。
レベルの見極め、難しいですよね!
隣り合うレベルのどちらにしようか、迷うことが私もよくあります。
レベルを設定するときによく言われることに ”迷った時は低い方のレベルに入れるべし”というのがあります。
これは、高めのレベルに入れてしまって生徒さんの自信を失わせてしまうことを恐れてのことです。
”自信”というのは、学習を積み重ねるうえで、とても大切なのでこれは一理あると思います。
ただ、いただいた生徒さん像ですと、自分の職業についてスムーズに話し、基本的な文法が使え、決まった定型文もある程度使えている、とのこと。
これは、あくまで、その生徒さんを直接見なければ、確定的なことは言えないのですが、この描写だけからすると、lementaryというのは低いかな、という気がします。
ポイントになるのは、過去形を自発的に使えているか(多少間違いがあったとしても)、また、身近な話題であれば、単語のみでなく、いくつか文(主語と動詞が一組の単文)が作れているか、ということになるかと思います。
過去形が使えて、wordレベルでなく、sentenceレベルであれば、pre-intermediateに入れてもいいのかな、と思います。
生徒さんの自信も大事ですが、大人の学習者の場合、一応は英語の基礎を学校で学んだ経験がありますので、低く設定しすぎてしまうと、逆にモチベーションが下がってしまうことがあるのが、難しいところですね。
以上の文法ポイント、と単文のフルセンテンスがある程度一貫して作れるか、という点を基準にレベル設定を考えてみてください。
about me: ユキコ先生
指導歴15年の英語講師。英会話ビギン マンツーマン英会話レッスン講師他、フリーランス英会話講師として活躍中。中堅英会話スクールを中心に自営の教室を開いた経験もある。TOEICや文法のレッスンに定評がある。
pre-intermediateで説明を丁寧に、練習をたくさん行う
英会話ビギン 講師の福田です。
ご質問の生徒様に関して、英会話の経験、基本文法力、会話への積極性を考えると、私もユキコ先生と同じくpre-intermediateを選ぶかなと思います。
語彙とターゲットの導入を時間をかけてていねいに行い、苦手な事項であれば補助教材を用いて補足説明をしてもよいのではないでしょうか?
練習もいろんなパターンでたくさん行ったほうがよいと思います。
ゆっくりと定着を確認しながら使えば、無理なく授業を進められると思います。
また、教科書の内容をすべて完ぺきにできるようにならなくても、生徒様のレベルや興味に合わせてユニットごとに目標設定し、そのターゲットを達成できることを目指して授業を進めていってはいかがでしょうか?
生徒様の性格にもよると思いますが、少し難しそうな事柄にチャレンジした達成感が、モチベーションにもつながって行くと思います。
about me: 福田先生
大手英会話スクール10年、中堅英会話スクール10年、マンツーマン260名以上の指導実績を持つ。文法、語彙力を着実に身に着けながら話せるようになるレッスンが得意。幅広い年齢・ニーズの生徒からの信頼が厚い。英会話ビギンの人気講師。
【コンテンツ提供元:英会話ビギン株式会社】