間違えの直し方~ポイントは”気づき”

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こんにちは。
英会話ビギン 英会話講師のユキコです。

【良い師は、
弟子に自分自身と
向い合せることができる】

と、評論家の小林秀雄が言ったのだそうです。

さて、この教えを英会話講師にあてはめると、
どうなるでしょうか?
【生徒に自分で自分の間違いに気づかせ、直させる】
ということになるかもしれません。

たとえば、生徒が

I go to shopping.
I went to there.
I like to listen music.

のような文を言ったとき、

「場所の前にtoは入りますが、
アクティヴィティであるshoppingの前にはtoは入りません。」

「具体的な場所の前にはtoは入りますが、
thereの前にはtoは入らないのです。」

「listenの前には必ずtoが入ります。」

などと、
こちらから即座に間違いをなおすことが
よくあるのではないか、と思います。

もちろん、クリアな説明を
タイミングよくすることも大事ですが、
同じ間違いを繰り返す時や
生徒さんのレベル的に余裕がある、と思われるときには、
自分に気付かせるようにもっていくことが肝要です。

では、どのように導くか。
具体的な例をいくつかあげましょう。

1.生徒さんの間違いをリピートする。
(真剣な顔をしてリピートすると嫌味になるので、
笑顔で冗談まじり、という感じで)

2.(これも何気なく笑顔で)生徒さんの発言を正しい英語でリフレーズする。

3. …listen ___ music と紙などに書いたり、単語ごとに指を折り曲げ、1語足りないことに気付かせる。

などです。

1番ように、【生徒さんのセリフをリピートする】だけで、
驚くほど多くの生徒さんが
自分で自分の間違いに気がつきます。
結局、自分で間違いを直せなければ意味がないのですから、
重要なことだと思います。

勿論、説明しちゃった方が能率が良い、
というケースも多々あるかと思うので、
その場その場の判断が重要ですね。
ただ、常に生徒に自分で気づかせよう、
という意識は持ってるだけで違うと思います。


about me: ユキコ先生
指導歴15年の英語講師。英会話ビギン マンツーマン英会話レッスン講師他、フリーランス英会話講師として活躍中。中堅英会話スクールを中心に自営の教室を開いた経験もある。TOEICや文法のレッスンに定評がある。
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