宿題はどういうものを出すのがいいでしょうか
メール登録すると、新着の英会話講師や英語を教える仕事の求人情報をいち早く受信できます
英会話ビギン人気講師のユキコ先生、福田先生、Naomi先生に皆さんのティーチングの疑問を解決いただくこのコーナー。
今日は宿題の出し方についてのご質問をいただきました。
「宿題はどういうものを出すのがいいでしょうか?」
宿題の目的は、レッスン内容の定着が第1。プラスアルファでクリエイティブなものを。
英会話ビギン 英会話講師のユキコです。
宿題の出し方ですね。
まず、最初に確認しておきたいことは、宿題は全くケースバイケースであること。
生徒さんによって、また、同じ生徒さんでも、その時々で変わってきます。
ただ、プライベートレッスンを取られる方の多くはあまり自分自身の学習法を確立していない方が多いので、宿題を出す一つのコツとしては、細かく具体的に宿題を出す、というのがあります。
たとえば、レッスンでやった内容のリピート練習を一日何回、とか、スクリプトを見なくてもリピートできるように、してください、など、具体的な宿題を出すというです。
ここでの宿題の捉え方は、あくまでレッスンで行った内容を定着させるのが目的で、毎回こういった宿題は必要と思います。
生徒さんはレッスンでやったことを思いのほか忘れるものだからです。
このような、レッスンの復習としての宿題にプラスアルファで、クリエイティヴな宿題も良いと思います。
内容は、前回レッスンから当日レッスンまでの間にあった出来事について書いてもらったり、また、テキスト内にもライティングのトピックがあるので、それについて書いてきてもらったりしてもよいでしょう。
手紙などの形式もレッスンと関連のある内容であれば、良いと思います。
次に、宿題のチェックですが、これは、私はレッスン後、家でチェックし次回レッスンで手短かにポイントを絞って解説します。
間違いの訂正は、赤ペンなどで、書くという方法ですべてしますが、レッスンでの扱いは簡潔にするのが、ポイントと思います。
ポイントの絞り方は、生徒さんが、繰り返す間違い、また時制の間違いなど、生徒さんが、他にも応用出来るようなものに絞ると良いでしょう。
レッスンであまり細かくチェックしないほうが良い理由は、会話のレッスンではなく作文指導のようになってしまう恐れがあるのと、生徒さんが間違いを恐れるようになってしまう可能性があるという二つの理由からです。
無論、生徒さんのやりたいことが作文指導なら、話は別です。
大切なことは、生徒さんをよく観察されて、生徒さんに足りないこと、または、レッスンで十分カバーできなかった部分を宿題にされると良いと思います。
実際に生徒さんを教え始めると、その都度自然に必要な宿題が決まると思います。
生徒さんのイメージなしに具体的な宿題を考えるのは、結構難しいと思います。
about me: ユキコ先生
指導歴15年の英語講師。英会話ビギン マンツーマン英会話レッスン講師他、フリーランス英会話講師として活躍中。中堅英会話スクールを中心に自営の教室を開いた経験もある。TOEICや文法のレッスンに定評がある。