洋画好きな生徒に人気!洋画や海外ドラマを使った4ステップ英語指導法

洋画好きな生徒に人気!洋画や海外ドラマを使った4ステップ英語指導法

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洋画や海外ドラマは、日本にいながらにしてネイティブ会話に触れられる貴重で手頃な英語学習ツールです。また海外の雰囲気や文化などにも触れることができ、モチベーションのアップにも効果大です。映画、ドラマを使った有効的で楽しいレッスン方法をご紹介しましょう。

ステップ1:作品を選ぶ~作品の選び方8つのポイント

多くの映画やドラマが存在する中で、作品選びは重要です。必ず生徒のレベルや嗜好にあったものを選びましょう。自身の興味や関連性のあるものであればモチベーションも上がり、効率的に学習できます。以下の点について考慮しながら作品を選んでみましょう。

1.字幕、音声ともに、英語と日本語の両方が選択できる媒体を使う

音声は勿論、内容確認の為に字幕は必須です。

2. 生徒の好きな俳優が出演している

好きな俳優が出ていれば、興味を持って学習できます。好きな俳優がいるか、誰なのか、を把握しておきましょう。

3. 舞台が居住(留学)予定のある国、地域である

やる気を引き出すのに有効です。文化や慣習も学ぶことができます。また地域特有のアクセントにも触れることができるので留学や移住の行き先が決まっている場合は、おさえておきましょう。

4. 舞台が興味のある国、地域である

(3) と同様、興味のある国が舞台であればやる気を効果的に引き出すことができます。更にはモチベーションを持続させるのにも役立つでしょう。特に最初のうちは興味のある地域のもを選択し、なれてきた後、その他の国のものに挑戦して下さい。

5. 専門分野や興味と関連のある内容である

例えば野球選手を目指しているなら野球がテーマのもの、音楽留学をするなら音楽を扱うものを選びましょう。
専門用語は日常会話で登場する頻度が低く、学習機会やツールも限られています。よってその分野に明るいネイティブの英語に触れられるのは非常に貴重な機会になるでしょう。できる限り専門分野や興味のあるテーマを扱った作品を選んでください。

6. オーソドックスなものを選ぶ(スラングの量など)

作品によってはスラングが多いものや言葉遣いが独特なものがあり、レッスンの使用には適していません。またParental advisory表記のあるものも除外しましょう。標準的な英語を学習できる作品を選んで、楽しいレッスン環境を提供して下さい。

7. ジャンルを決める

ドラマや映画には様々なジャンルがあります。生徒の好みに合ったものを選ぶことの重要性は先にもお伝えしました。以下まとめたものを参考にして作品を選択してください。(作品によってジャンルが重なるものもあります。)

コメディ、シットコム

比較的、会話文が短めなのなものが多く、初心者でもとっつきやすいでしょう。コメディは楽しく鑑賞できるのでレッスンの雰囲気も和み、楽しい学習環境を作ることができます。初級者だけではなく、中級者にもおすすめです。

コメディの中にはシットコムと呼ばれる、日常生活が舞台のジャンルがあります。日常会話が中心なので、オーソドックスでテンポのよい英語を身につけることができるでしょう。海外の日常生活が垣間見れ、文化に触れるのにも最適です。

例:フレンズ、モダン・ファミリー、ビッグバンセオリー、スクール・オブ・ロック、メリーに首ったけ、など。

コメディの例

ロマンス

コメディと同様、日常でよく使う単語や表現がたくさん出てくるので初心者におすすめです。人気の俳優が出ている可能性も高いので、楽しくレッスンを進められるジャンルです。

例:ローマの休日、タイタニック、グレイズ・アナトミー、など。

サスペンス

作品によってはシリアスで重いもの、内容が複雑な場合があります。サスペンスを使用するときは生徒の好みやレベルに応じて選択しましょう。難易度的には中級以上が適切です。

例:デスパレートな妻たち、シャーロック、ビッグ・リトル・ライズ、リトルファイアー~彼女たちの秘密、など。

アクション、SF、ファンタジー

舞台が特殊である場合が多く、専門用語や特殊な表現などが出てくる可能性もあります。一方で痛快で単純明快な娯楽作品も多数あるので、生徒の好みやレベルに応じた作品選びをしましょう。

例:コブラカイ、アバター、ロード・オブ・ザ・リング、ナルニア国物語、インディペンデンスデイ、など。

伝記、歴史もの

特定の時代や人物に焦点が当てられており、興味のある人には最適な教材です。教訓や哲学めいた言い回しなども学べるので、中級、上級以上の生徒を対象にしましょう。

例:マーガレット・サッチャー~鉄の女のなみだ、チャーチル、エリザベス、ブリーン家の姉妹、ザ・クラウン、42~世界を変えた男、独裁者、など

8. 生徒に合わなければすぐに作品を替える

映画やドラマは嗜好が人によって違います。生徒が興味を持たない、好みに合わない場合は作品を変更しましょう。レベルが合わない場合も同様です。映画やドラマを使ったレッスンの醍醐味は楽しく学習できることに他なりません。見ていて引き込まれる作品を使用することで、効果的な英語指導ができるでしょう。

ステップ2:2分~5分程度の場面を選択する

次は場面の選択です。短いドラマでも一話最低20分はあり、一回のレッスンですべて網羅することはできません。ボリュームが多すぎて消化不良に終わってしまいます。2分から5分くらいの長さが適当でしょう。特に初心者は会話が長すぎると流れについていけず、苦手意識を持たれる可能性もあります。生徒のレベルによって適切な時間を判断してください。

ステップ3:テキスト(スキット)を用意する

レッスン中に使用するテキストを用意しましょう。(講師用と生徒用)

スキットの作成

ステップ2でピックアップした場面の英文のセリフを書き出します。初心者には見開き右側のページ、またはページの下側に日本語訳もつけるとよりわかりやすいテキストになるでしょう。しかし、レッスンの中で意味の確認はするので、中級者以上の場合は必要ありません。

単語欄

単語欄には重要単語とその日本語訳を挙げます。
加えて生徒が知らない単語を書き加えることのできるスペースも余分に開けておくと更に便利なテキストが出来上がります。

ターゲット表現・構文欄

重要な表現、構文を2文~4文程度プックアップしましょう。

※映画やドラマのセリフと日本語訳、詳しい解説などが載っている書籍も多数出版されています。そちらを使用されても良いでしょう。

映画レッスンのスクリプト

ステップ4:レッスンスタート!

ここまで準備ができたら、実際のレッスンに入りましょう。
まず以下の手順で視聴します。

1. 英語音声のみ
2. 英語音声+日本語字幕 OR 日本語音声+日本語字幕
3. 英語音声のみ
4. 英語音声+英語字幕

各項目の目的、気をつける点を解説します。

1. 英語音声のみ

英語のみでどれだけ理解できるかチェックします。勿論この時点で聞き取れていなくても全く問題ありません。

2. 英語音声+日本語字幕 OR 日本語音声+日本語字幕

会話の内容を把握します。特に初心者には日本語音声+日本語字幕のほうが望ましいでしょう。英語で聞くよりも母国語のほうが断然理解が早いので完全に意味を抑えることができます。中級者以上でも本人の特別な希望がない限りは日本語音声で聞く事をおすすめしで下さい。

3. 英語音声のみ

意味を把握した上で、再び英語音声のみで鑑賞します。(1)の時と比較して、拾えた単語や文章が増えているか、理解が深まっているかを確認します。

4. 英語音声+英語字幕

(3)で聞き取れなかった単語や文章を文字で詳細に確認します。(3)の段階で聞き取れなかったところには線を引いてもらいましょう。後ほど重点的に練習します。
英語音声・英語字幕

5. リピーティング

一文ごとに一旦停止を押してリピートします。1回目は英語字幕を確認しながら、2回目は英語音声のみでリピートします。音声のみのリピートでは難しく感じる文もあるかもしれません。すらすらリピートできない文章がある時は、聞く→リピートを何度か繰り返して練習しましょう。(4)で線を引いた文も同様に数回リピートします。

ここで抑えたいポイントが2つあります。

1. アクセントやイントネーションなども完全にコピーすることに意識を起くこと

ネイティブの発音や抑揚に注意を払うことで、生徒の流暢性やリスニング力が向上します。

2. 感情を入れて、自分の言葉で話しているように発話すること

自身の感情に絡める事は、深く記憶を定着させることに繋がります。単語や構文を効果的に覚えることができるでしょう。
最初は感情を入れることを恥ずかしいと感じられるかもしれません。しかし重要性を説明し、講師が感情豊かにセリフを発してお手本を見せてあげてください。
一度羞恥心がなくなってしまえば、とても楽しい練習方法になること間違いなしです。

6. シャドーイング

次は会話の流れに乗る練習です。
最初はスピードについて行けなくても構いません。数回シャドーイングを繰り返すことによって、会話の間(ま)、速さを会得します。
(5)と同様、回数を重ねることによって必ずついていけるようになります。目安は3回ですが、必要であれば何度も繰り返し練習しましょう。

7. ロールプレイ

英語音声なしでリピート、シャドーイングで練習したことを再現します。中級以上の方にはなるべくスクリプトを見ないでロールプレイするように指導しましょう。そうすることによって実践でも応用しやすくなります。

8. 最後にもう1度聞く

レッスン全体を通して、自分の理解力がどれほど向上しているかを確認します。一番最初に音声を聞いたときよりも確実に理解力が上がっているので驚かれる生徒も多いでしょう。ぜひ喜びを共有して下さい。

9.レッスンへの応用、実践練習

生徒の様子(余力、時間、英語力)などを見ながら、レッスンに組み込むか判断して下さい。
会話の中に出てきた会話の一部分を変えて、自分の事を話す練習です。
例えば、オリジナル会話文の

A: I have to go see a doctor this weekend.
という一文があったとしたら

生徒:I have to do my homework this weekend.

のように、出てきた構文や表現を使用して自分の事を表現します。
余裕のある時は、そこから話を膨らませて、実践力がついた事を更に実感していただいても良いでしょう。

洋画を使ったレッスンを行った生徒の事例ご紹介

実際に洋画やドラマを使ったレッスンで得られた、生徒の上達度や感想をご紹介します。

生徒Aさん:就職活動のためTOEICスコアアップを目指す大学院生

(1)レベル:TOEIC600

(2)レッスン目的:大学院生。就職活動のため、できるだけ高いTOEICの得点を目指していました。

(3)使用教材:フレンズ、スクールオブロック

(4)上達度:約半年でTOEICが700点に。一年後には820点を獲得されています。
特にリスニングの得点が著しかったです。また語彙力も飛躍的にのび、それ以外のセクションでも全体的に点数が伸びました。

(5)生徒の感想:とにかくドラマや映画が面白いので、楽しく学習できます。テキストのみで勉強しているときよりも記憶に残り易く、効率的に英語が習得できました。映画を使った勉強でTOEICの点数が伸びることにも驚きです。
洋画や映画の面白さにも目覚めました。今はこの学習方法を継続しつつ900点台を目指しています。

生徒Bさん:米国大学留学を目指す高校2年生

(1)レベル:TOEFL iBT 49 / TOEIC 500

(2)レッスン目的:高校2年生。米国大学留学を目指していました。

(3)使用教材:フレンズ、キューティーブロンド

(4)上達度:半年でTOEFL iBTが57へ。
テストのスコアでは特にリスニング力の伸びが見られました。また会話力の上達には目をみはるものがありました。最初と比較して流暢性や発音が格段によくなり、テンポ良く会話をすることができるようになりました。

(5)生徒の感想:映画やドラマを見ながら、アメリカでの生活を想像して勉強に取り組むのがとても刺激になります。登場人物を見ながら、自分の夢や目標を確認することもできて、楽しく学習を続けることができました。

洋画や海外ドラマを使った英語指導法まとめ

以上、洋画や海外ドラマを使った効果的な英語指導法をご紹介しました。
英語やドラマは生きた会話や英語圏の文化に触れることができる最強の学習ツールです。ぜひ利て、実践的で楽しいレッスンを展開して下さい。

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