親から質問「うちの子、英語身についてる?」の対応法3つ【子供英会話講師向け】

子供英会話講師のレッスンのポイント

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英会話学校で勤務している時、4歳から15歳までのグループレッスン、個人レッスンを担当していました。
大人のクラス担当のほうが多かったのですが、1番労力と時間を割いたのは、子供用レッスンかもしれません。
そして、親御さんからもらうコメントのほとんどは、「うちの子、英語が身についているんでしょうか?」でした。

英語が好きなんだなと伝わってくるのはほんの少し、ほとんどの子は自分の意志とは関係なく通っていました。
学校から帰ってきてからの習い事で、もうすでに疲れていてやる気がなかったり、お友達と一緒ではしゃぎ過ぎる子、言われた事を淡々とこなす子、色々な子がいました。

特に困ったのは小学生クラス。
正直、何しに来ているんだか…という子もいましたが、まさかそのまま伝えるわけにはいかないですよね。
私が日本語を話すことはもちろんわかっているので、レッスン中でも日本語ばかりになってしまうこともしばしば。
年間のカリキュラムやテキストがあって、発表会などがあるわけではなかったので、どうしようか悩みました。
色々考え試してみて、効果があったことを紹介します。

対策1:「短縮版ゲームを親御さんの目の前でする」

私が担当していたクラスでは、次のクラスまでに10分から15分くらいの休憩があったので、親御さんがお迎えに来ている時はこの方法を試してみました。
それは、毎回必ずターゲットとなる単語があったので、クラスの中で実際に行ったゲームの短縮版を親御さんの目の前でやること、です。
神経衰弱をする時もありましたし、単語カードを使って質問して答えてもらうというとってもシンプルなものです。
それでも自分の子が英語を発していれば、親御さんは満足そうでした。
そして子供達も”ゲーム”は大好きだったので、張り切ってやってくれていました。

対策2:「家でできることを伝える」

忙しくてなかなか教室まで来れない親御さんには、どんなゲームができるか伝え、家でも時々遊んでもらえるように案内を送ってみることもありました。
週1回の1時間弱のクラスだけでは、なかなか身につかないのも当然だと思います。
ここはやはり少し親御さん達の協力も必要なのですが、英語が話せる人ばかりではないと思うので、クラスでこんなゲームをやりました、と案内をして、同じことを一緒にやってもらえるように声掛けをしました。

ただ、毎週のようにその案内を送ると自分も親御さんにも負担になってしまうので、復習回(3回のクラスの後、4回目が復習回)のクラスの時に渡していました。

対策3:「学校の英語と少し繋げる」

中学生のクラスになると、親御さんから「英会話は嫌いではないみたいなんですが、学校の成績が良くならないんですよね」というコメントを何回かもらいました。

英会話学校のクラスなので、テキストがあって毎回決められたターゲットの単語やフレーズを練習するクラスでしたが、最後の5~10分を使って学校の教科書からクイズを出すなど、「定期テスト対策」も少しだけ入れてみることもありました。
たまたま少人数のクラスで同じ学校の子だったから出来たことではありますが。
それでも、生徒さん達も学校の授業への姿勢が変わったようで、結果的には効果的でした。

日本人の私が担当することを希望する親御さん達なので、「英語が話せるように!」というよりは、「(将来)学校での英語が嫌いにならないように」という考えの親御さんのほうが多かったように思います。
どんな事をクラスでしているのかを直接見てもらったり、自宅でどんなことが出来るかアドバイスするのも、納得していただける1つの方法だと思います。

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