小学校低学年の子供が、英語レッスンを嫌がったときの対処法【子供英会話講師向け】

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6~8歳くらいの小学校低学年の子供たちに英語を教える仕事をしていて、直面する悩みはやはり、子供たちに英語への興味を持たせるための手段ではないでしょうか。

彼らは大抵、自ら英語を学びたいと思っていないことが多いものです。
「英語って何だろう。」とか「何で英語の勉強をしなければならないの。」という気持ちを持つのです。

昔は中学一年生になって初めて英語に接するのが普通だったのですが、現在はグローバル時代ということも手伝って、小学校で英語の授業が取り入れられるようになりました。
これに伴い子供たちの両親や周囲の大人たちが、少しでも早くから英語を習わせようとするのです。
しかも小学生ともなると、早く英検(実用英語技能検定)の級を取らせようとするわけです。

しかし、それを受け止める子供たちの気持ちはどうでしょう。
小学生になって国語や算数など初めて接する教科の勉強をしなければならないうえに、英語という別の勉強まですることに反発を覚えるのです。

子供用の英検受験用の本を使っても興味を示さないし、集中力にも欠けるといったことに講師は直面します。
こんなときに子供たちを喜ばせて、英語に興味をひかせる方法があるのです。

嫌がる子供たちに接する児童英語講師の悩み

英語なんてやりたくない

7,8歳の小学生にとっては、学校外では友達と飛び回って遊びたいときです。
それなのに無理やり英語の勉強に行かされる。
何のためだか分からないが、英検という試験も受けさせられる。

「どうしてこんな勉強しないといけないの?」
「英語ってどこで話しているの?」
「英語なんて嫌い。」
「英語なんてやりたくない。」

こんな子供たちの声をよく聞きます。

親の気持ちは変わらない

グローバル時代故に大人には英語の必要性が分かっていますし、また英語で苦労した経験を持つ人も多いので、子供が英語の勉強をどんなに嫌がってもやはり将来のためとなんとか続けさせたいと思うのです。
親の気持ちと子供の気持ちが離れていってしまうのです。

子供と親の意見の間で

子供の気持ちも、そして大人として親の気持ちも分かる講師は両者の意見の間で大変困ったことになるのです。
勿論子供に対して「こんな勉強しなくていいよ。」とは言えませんし、なんとか子供に英語に対する興味を持ってもらうしかないのです。
小学校低学年の子供たちに英語を教えた経験を持つ講師はほぼ100%この難局に直面します。

子供は遊びが大好き。子供の興味をひかせる術

 

術1

相手はまだ難しい英文法や英語のスペルを知らない小さな子供です。
まずは英語カルタなどを使って絵を見せながら講師が発音していきます。
スペルなどは後回しでとにかく耳だけで音を覚えさせることから始めます。

講師:(カルタのリンゴの絵を見せながら)It’s an apple. 後について言ってみよう。
子供:イッツアンナップル。
子供たちの耳は大人よりもずっと柔軟です。どんどん単語を吸収していきます。

術2

このようにして単語を覚え出した子供たちには、今度は絵を見せて次のように聞きます。

講師: What’s this ?
子供: 何て言ったの?
講師: 「これは何?」と聞いたのよ。
子供: 「うん、分かった。」
講師:ではもう一度。What’s this ? (こう言ってカードを見せます。)
すると、子供たちはイッツア○○。と楽しんで答えるようになります。

術3

術1と術2である程度単語が分かってきた子供たちには、今度はカルタを机の上に広げます。
そして、次のように質問します。

講師: Where is a dog ?
子供: それは何?
講師: これは、「○○はどこにありますか?」と聞いたのよ。
子供: 分かった!これだ。(こう言って「犬」のカードを取ります。)

このように術2や術3を複数の子供たちとやる場合は答える速さやカルタを選ぶ速さを競争させるとより一層子供たちの興味を引くことができます。

上記で見てきましたように大人の思いだけで子供に英語の勉強を強制しても子供たちはなかなか思うようには動いてはくれません。
やはり遊びも取り入れて英語というものに興味を引いてもらえるようにすると、この後周囲の大人たちが願うとおり英語を素直に受け入れ、後に英検などの試験も受けてみようと思う子供たちも増えてくることでしょう。

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