グループレッスンで授業を理解できない生徒がいるときの対応法

グループレッスン

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英語グループレッスンは、本来、同学年だったり、レベルが同じくらいの生徒を一つのグループにするのが通常ですが、それでも、その日に学ぶ内容によっては理解に個人差が出るものです。

他の生徒たちは分かっているのに一人ないし数人だけが理解できないことがあり、その生徒を納得させるのに随分時間がかかってしまったという経験はどの講師も持っていることだと思います。

こんな時、分かっている生徒たちを待たせて理解できない生徒にかかってしまい、気持ちが焦ることがあります。
しかし、こういうときに理解できた生徒の力を借りて乗り切る方法があります。以下、それをご紹介します。

講師を悩ませる難問発生

英語のある一つの内容を教えていて、グループ全員がスムーズに理解して次の項目に進めるときは何の問題もないのですが、グループのうち一人または数人がどうしても理解できないということはたびたび起こることです。

どうしても分からない

一人または数人の生徒が、他のことは特に問題なく理解できるのに、ある一つの内容について何度説明を試みてもどうしても理解してくれない。
講師が色々な方法で多方向から説明しても理解してもらえない。
しかし、他の生徒たちはよく理解している。

このようなとき、やはりその生徒たちを分からないままに放置して、分かっている生徒に合わせて進めるわけにもいきません。

反面、理解できている生徒をその間待たせておくのも気がかりです。
このような場面に直面してしまい困ったという講師の声はよく聞くもので、グループレッスンを経験した講師は皆少なくとも一度は経験していることでしょう。

理解できない生徒に対して講師が集中して教えていると起こること

どうしても内容を理解できない生徒に集中して教えていてよく起こることは、彼らが適当なところで分かったことにしてしまうことです。

「分かった。」と言ってくれたので安心して練習問題などに進んだところで、実は分かっていないことが判明。
慌てて例題に戻って再度説明を余儀なくされるということが発生するのです。

一方待たされている側の生徒はこの間に集中力をとぎらせてしまうこともあります。

このような事態をなるべく避け、理解できた生徒にも理解できていない生徒にも双方に効果的な対処方法があります。
それをご紹介したいと思います。

どちらの生徒にも役立つ解決策

解決策1: 理解できていなかった生徒に役立つこと

内容をよく理解できない生徒がいる場合、勿論、講師はその生徒に色々な方法で理解してもらえるように教えるのですが、同時に、理解済みで待たせている生徒に説明をするように促すと、意外と講師とはまた少し違った切り口で、しかも同じ生徒の目線で説明してくれるものです。

このとき、講師の助言も必要となります。
聞いている生徒は「他の人たちが分かって自分だけが分からないことはないだろう。」とか「同僚の生徒が説明してくれているのだからなんとか分からなければ。」と一生懸命に考えて理解しようと努力するものです。

解決策2: 理解済みの生徒に役立つこと

一方、理解済みの生徒にとっても、説明するということは講師から習って理解したことをもう一度復習するチャンスになります。
講師は日ごろから経験していることですが、自らは分かっている内容でもそれを一から教えようとするとき、どのようにかみ砕いていけば生徒たちにとって分かりやすいだろうかと考えるものです。

これと同じで理解済みの生徒もまた自分が分かっていることをどのようにして理解できずに困っている生徒に説明するかを考えるわけです。

このプロセスを踏んでもらうことで、理解していたはずの生徒に思ってもいなかった疑問が持ち上がることもあります。
ですから、このように生徒同士で説明し合うということも双方にとってプラスに働くのです。

このようにして全員が理解できれば大成功です。
あとは仕上げに色々な種類の問題を課し、本当に理解できたかどうかを確認します。

英語グループレッスンをやっていて、どうしてもその中の生徒がある内容を理解してくれないということはよくあることです。
しかし、講師はここで慌てないことが大切です。
ある程度まで講師のみが言葉や例文を変えながら説明して、それでも分かってもらえなければ次に理解できている生徒に違った目線で説明させます。
こうすることで、双方の生徒たちの理解力が深まること間違いなしです。

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