先生は一人じゃない!?ミニ先生を作ろう【学校英語教師向け】

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現在、中学校・高校では少人数教育が進んでいて、もちろん英語を含みますが、授業によっては1クラス20人から30人程度の少人数で実践している学校が増えています。 
また、英語の授業も、英語で教える、という規定になっています。

ただ、少人数とはいえ、それでも30人のクラスはやはり大変ですよね。
学校は塾や英会話スクールと違い、細かなレベル分けがないため、仮に習熟度別に少人数クラスで授業をしても、実際にそのクラス内でかなりレベル差ができてしまっているのが現状です。

そんな中で、「英語」を「英語」で教えるというのはとても大変ですよね。
高校教師の経験から、今回は、大人数クラスで、スムーズに授業を進める一つのテクニックである、「ミニ先生」をご紹介します!

英語教師を助けてくれる、ミニ先生とは?

学生に何か問題などをやらせている際、どうしてもレベル差によって、解くスピードに差が出てきてしまいます。
その場合、早くできた学生は手持ち無沙汰な状態になってしまいますし、ゆっくりマイペースな学生はなかなか終わらず、教師としてどのタイミングで区切っていいのかわからなくなってしまいます。
そこで、ミニ先生の登場です!
早くできた学生に、ゆっくりマイペースな学生の先生役、すなわちミニ先生になってもらい、手助けをしてもらいます。

ミニ先生はまさにWin-Winになれる方法

ゆっくりマイペースな学生のメリット

教師に教えてもらうよりも、クラスメートに教えてもらった方が気持ち的にプレッシャーも少なく、安心して取り組むことができます。

教えるミニ先生のメリット

実は、早くできる学生でも、本当に理解できていない場合、あるいは勘や適当に答えている場合があります。
自分で理解していることと、それを教えることは同じようでとても難しいことなんです。
いざ説明しようとしても、なかなかうまく説明できなくて困っているミニ先生もたくさんいるんです。
この経験を通して、自分が本当に理解しているかどうかをはっきり自覚することができるので、ミニ先生にとっても大切な経験になります。
そこからさらに教える楽しさを味わってもらえたら、教師としては言うことないですよね。

さあ、ここまではWin-Winな状況ですが、実はもう一つ大事なことがあります。それは、教師へのメリットです。

ミニ先生を作る教師のメリットとは

・クラスの進行の足並みが揃う
・クラス内に必ず一人はいる、レベル的に本当に理解できていない学生に対して、ある意味マンツーマン的に教師が見ることができる

一つ目はもちろんですが、二つ目のメリットが特に大切です。
30人もいれば、もともと休みがちで授業についていけない学生、そもそも基礎力がない学生など、ミニ先生ではなく、教師が個別に見たい学生が必ずいるはずです。
そういった学生をマンツーマン的に見ることができるのは、とても貴重な時間ですよね。
これでWin-Win-Winな状況ですね。

もちろん一回の授業で全てを見ることはできないので、毎回の授業で、

・ミニ先生になってもらう学生
・ミニ先生に教えてもらった方がいい学生
・教師が個別に教えた方がいい学生

を見極めた上で、それぞれの役割をイメージしながら進めていかなければなりません。
それでも、クラスみんなで助け合う、支えあう機会があるだけで、クラスの雰囲気も変わってきますし、教師のプレッシャーも減りますよね。
集団授業でちょっと困っている学校の先生、ぜひクラス内にたくさんいるミニ先生を見つけてくださいね。

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